2010年4月13日火曜日
チャリマンガ3-アオバ自転車店
知り合いから借りて読みました。
一時期全巻そろえようかと思いましたが、何か熱が冷めました。
まず「並木橋通りアオバ自転車店」1~20巻があり、その後「アオバ自転車店」と名前を変え、1巻から改めて番号が振られています。
そこを境に路線が変わっています。
他と毛色が違うのは、このマンガはフレームビルダー兼、通常の自転車も売っているアオバ自転車を中心に、そこに登場する人物達を通して自転車に対する知識を深める薀蓄本みたいな本になっています。
例えるなら、美味しんぼ、ギャラリーフェイク、ZERO、マスターキートン等の薀蓄系の自転車版みたいな。
そして、路線が変わったと言いましたが、アオバ自転車店に変わってからは薀蓄よりはそこまで出てきた人を使ってのドラマが主体になっている事です。
個人的には前半の方が好きです。
以前紹介した様な古い自転車本のに載ってた様な内容が平然と出てきます。
ルネルスだのデモンターブルだの懐かしいキーワードが出てくるのが楽しい。
古い話もそうですが、割かし近年のものである為、最速のハゲ親父:マルコパンターニに感化されてBianchiに乗って登坂する女の子だのネタが濃い。(笑)
ただ、Bianchiやラレー等が出てくるのに、チネリとか出てこない。
作者の思い入れだとは思うのですが、プジョーがかなり登場する。イタリアよりフランス系のほうが好きなのかもしれませんね。
まぁ、アオバ自転車自体がフランス式を主体とするフレームビルダーという設定みたいですし、そういう事なんでしょうね。
自転車を特にミーハーな物だけではなく、ママチャリから国産の個性ある自転車まで含めて取り上げ、そんなんで20巻分も良くストーリー作り続けられたなぁとか、20巻以降もやれるくらい人気も続いたもんだなぁとかいろいろ思うところあります。
個人的に残念なのは、読者サービス的世界観でしょうか。(笑)
いや、実際ですね。
「自転者乗ると冴えない男やバカであっても、巨乳でやさしい美人とか、美人のお嬢様とかと付き合える」
「自転車乗ると凡な女の子がイケメンと付き合える様になる」
「そういうストーリーなもんで季節が来ると水着になったりしますがよろしく」
「そうそう、季節が来なくてもレオタード着せますね。」
みたいな。
て所がちょいと露骨に感じる所ありますね。素直に「んなわけねぇよ」と突っ込みたい所ありましたし。(笑)
いや、案外人気はそっちで稼いだんだろうか、、、、。
まぁ、いまどきのマンガが継続する為には必要なのかもしれませんが。
アオバ自転車屋以降からはさらに人間模様みたいなのが強くなり、個人的にはそこまで好きではありません。(自分にはストーリーが痒いというか(笑))
だけどカミサンが言うには、後者の方が読みやすいとの事。
この辺、男の子、女の子のツボどころの違いみたいなのがあるのかもしれませんね。
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