2010年6月30日水曜日

Lat Long Lab(ルートラボ)のちょっとしたコツ2- その後

以前お話したLat Long Lab(ルートラボ)のちょっとしたコツ
http://denkizkrote.blogspot.com/2010/05/lat-long-lab.html

ですが、何かタイムリーと言いますか、つい最近仕様が変わりました。(2010/6/24)
高度に関して、トンネルにきちんと対応したそうです。
早速試してみました。

直線モードを使わなくても(いや、むしろ使わなければ)トンネルのルートの高度でプロットしてくれる様です。
よく見ると橋も対応していて、勝手に谷に下りない様ですね。(笑)

ただ、おそらくトンネル内の高度データは持ってないでしょうから、起点、終点間を結んでるだけでしょうね。
一方、登山道とか書いてる時にトンネルと重なっちゃったらどうなる???って事になるのですが、それこそ直線モードでこまめにプロットすればよい様です。


次はちゃんとしたUndo、Redo付けてくれるとありあがたいですかね。
いや、付いてると思うかもしれませんが、例えばですが昔保存したデータとかを出したりします。
っていうか書き途中でも良いんですがね。
それで途中の点を移動させたとします。
その時気に入らない結果になったとします。
というか良くおかしなことになります。
しかし、元に戻すをやっても元には戻りません。
元に戻すは、追加した点に対して有効な様ですが、移動した点は見てくれないので、移動後に破綻した地図上において、移動した方ではなく直前に打った点のほうが消えるだけです。
そんなこんなで、丁寧にプロットしたがその後コースを追加するに出来ないマップがあったりしますね、、、、。

2010年6月28日月曜日

メタボ坂5 - 2割3割は当たり前。

メタボ坂5

さて、前回お話した様に知人がとりあえず道を間違えました。
聞くと最後の最後、ウィリーしてしまって足を付いてしまったとの事。
どんな坂??と思って探して見ます。
見せて頂いた写真を頼りに、、、、、と言っても入り口がわからないのですが、もしかしてこれかなと思った坂がそれでした。

私が車なりなんなりで過去通っていた坂はほぼ直線に登る坂だったのですが、その坂はぐねぐねと入っていくのと、赴きがいかにも作業道的で、ちょっと入ってもどっかに繋がってる様には見えなかったのです。

そんなこんなでぐねぐねと抜けていくと、どかーんと長い坂が見えます。
何か斜度がどんどんきつくなる様に見えるのですが、体力を使う坂なのでとりあえずギヤを重めにしてゆっくり登りました。

それが間違い。

坂の斜度を相対的にしか見てなかったのですが、根本的に後半の方はどぎつい。
足を踏み落とせないので、引き足で”憤怒っ”とペダルを上げ、ハンドルは引き上げ、力ずくで登る状態になったら、靴のベルクロが外れてしまい靴が脱げてしまいました。(汗)

気を取り直して靴を履き、再スタートしようとしましたが、当時私が使っていたSPDペダルは軽量タイプの旧型の物で、構造上非常にペダルを拾いにくいものでした。
再スタート出きず、そんなんで体力を使い、そこはもう諦めて下りました。

次の機会に行くと、今度は同じ坂で、、、、ビンディングが外れました。
いや、次から次へと成長しない自分。

未だ勢いが足りなかった様です。
いや、きつい坂でペダルがあまりに重いのです。
自分の体重だけでは回らないから、ハンドルを引きちぎる様に持ち上げなければなりません。
力いっぱいやったらバチンっとビンディングが外れたのです。
もう少し回さねばなりませんでした。

もうとりあえずその先を見たかったので、開き直って押して登りました。
きつい区間が一旦終わると平坦な区間があるのです。
はい。見せてもらった写真どおり。

その先を見たかったもので尚進んでいくと、今度は平坦な区間を曲がるった直後にきつめの坂があります。

登れそうな気がして登りだして見ると、、、、、
あれ???さっきより酷い、、、。

本気でペダルを踏みおろしてもたいした速度が出ず下死点をやっと超え、またすごい力を入れて、、、、、ってやるのですが、さらに困った事に道が悪く、そして狭いのです。

道にはヒビが入っており、ヒビに土が入って草が生えていたりします。
いや普通に真ん中に生えているところとか有りまして避けねばなりません。

こんな感じですね。草が、、、。

しかし失速しそうな速度なので大きく左右に振られるのですが、幅が2mも無い道です。2m程度って結構広く思えますが、でもセンターから左右に振られると直ぐ端っこに寄ってしまい、今度はそっち側には落ちない様、力いっぱいハンドルをこじり、しかし、倒れそうな速度でがんばらねばなりません。
そうそう、先ほどヒビの話をしましたが、ヒビにはコンクリートを薄く盛り上げた補修跡とかもありまして、ちょっとした突起になっているのです。
斜度が斜度なのでそこに普通にタイヤが乗り上げると前タイヤがふわっと浮くのです、、、。
知り合いはここでウィリーしたんでしょうね、、、、、。
私はというと、ヒビの土のところでリヤタイヤがホイルスピン。
あわててペダルから足を外しました。あぶねぇ、、、、。

この時思ったのは、そもそもこの坂はロードで走る所では無いという事です。
ホイールスピンしない様、そしてウィリーしない様、重心を維持しつつ路面を的確に見ながら力を加える様な登り方、、、、ってもはやMTB
通常はロードに求められるスキルではありません。テクニックの質が違います。

であれば!!!
というわけで、私は次の週、MTBを持ち出したのでした。
MTBには1.5のスリックを付けていました。
少し気圧を下げ、食いつきを良くします。まぁペダルは重くなるのですが、、、。
そしてペダルはビンディングに変更します。

なんでしょ、この固執症。
素直にその坂はチャリには向いて無いという結論で良いだろうに。(笑)
ただ、どうしたら登れるかを考えていたら、この事を試したくてしょうがなくなったのです。

さて、先の経験からやばい箇所はわかっているので、きつい場所2箇所に対しては心の準備を。
とは言っても的確なギヤ比も予測付かないので、とりあえず一番軽い所にします。
いや、途中で重いと気づいてももうどうにもならないのが眼に見えてます。
だからとにかく軽すぎたとしても何でももう一番軽いのにしとこうと。

そしてその坂に入り次第、一気に漕ぎまくります。
どのくらいが的確かってのも、とにかく漕ぎ足りなければ失速するでしょうから疲れ様が何しようが、自分は漕ぎ続けるマシーンなのだと思って、とにかくペダルをまわす事に専念しました。
いや、実はギヤ軽すぎまして、立ち漕ぎだとオーバーワークになりました。
疲れる割には進まないので、高負担な運動がちょっと予定より長時間続く事になり、酸欠気味でゲロ吐きそうになります。
こういうときはこう思う事です。
「吐いてもいいや」(笑)

さて、続いてロードでは断念した悪路へ。
いやまて、、、今の坂だってロードで成功はしてない。
とりあえずおめでとう。

そして次の坂。
こちらもギヤは考えません。とにかく軽くして高回転にして登ります。
やっぱりオーバーワークな感はありますが、微妙なゆるませ加減なんてコントロール出来るはずもありません。
全力と決めたら全力で登る事に徹する。
なんかバイクに乗ってたら以上に疲れた、、、みたいな感じで、とにかく漕ぐ部分に関してはどの様に漕ぐかなんていちいち意識も考えもせず、心臓はくるしいが、とりあえず前を見て、どの様なルートをとるべきか、そして後ろに倒れず、そしてホイールスピンしない様な重心の取り方に意識を集中する。

その結果、最後のところで力切れそうでしたが登りきれました。
その後坂は緩くなっていますが、相対的に緩いのであって絶対的にはきついところ。
ギヤを戻して、、、と言っても、やっぱり普段でも同じ様なギヤで登ってる所なのでギヤはそのままでペースダウンします。
ってなわけで、やっとこ完走したんですが、後ほど写真を撮りに行きました。

それが以前もUPしましたが之です。



30%あります。かつ悪路です。
30%って酷いなぁ、、、とつくづく痛感しました。
短くて良かった。路面の悪さも加わっておりますが、こんなの長く続かれたら心臓壊れます。シッティングなんて出来ません。
後ろにひっくり返るでしょうし、、、、。

さてこの事を知人に報告します。
登れましたけどMTBでした。ロードじゃ無理だと思ったのでと。

でも知人は逆に火がついた様です。
ロードで登れますと。

個人的には無理と思ったのですが、彼のいう事も解ります。
だって油断してウィリーしたから失敗しただけで、逆にそれさえなければ登りきれてたのですから。

さて、知人と待ち合わせをします。
速いほうが先を走らないと。と言う訳で友人を先に行かせました。
短い距離で視界から消えました。(笑)

さてぐねぐねした道を行くと友人が自転車押してます。
こっちも止まる訳にいかないので一気に、、、、、、ずるっ!!!
ホイールスピン。
知人曰く
「そう。そこで私も滑ったんですよ。」

これ前回靴のベルクロが取れたり、ビンディングが外れた場所。
自分、学習してない、、、。
っていうかロードのグリップじゃやっぱり向いて無いんじゃ、、、。

さて、そこは押して上がり最後の坂。
知人に先に行って貰います。
私ももうやばい事は知っているので一番軽くして一気に。
角を曲がると友人の姿が見えません。

登りきった事を悟りましたが、関心している暇はありません。
今度は自分の番。
がむしゃらに漕ぎましたが、ロードのギヤ比ですからスピードがMTBとは違います。
その分重いですが、躊躇わずがつがつとペダルを踏みます。
継ぎ目や、ヒビは少し抜重して乗り切り、、、、完走!!

おお、やれば出来るんですね。

その先で知人が自転車を倒して様子を見ています。
何かチェーントラブルで一番軽いギヤに入らなくなったみたいです。
よく登りましたねそれで、、、。

さて、そもそもこの道を走ったのは知人が道を間違ったことから始まったのでした。
正しい道を教えます。
知人は言います。
「じゃぁ行きましょう。」

そこ激坂なんで2本は無理、、、、、。
というわけで、私はもう少し登ってもう一つの激坂の合流点で待つことにします。
知人は坂を下りていきます。
降りたら登らなければいけないのに、、、、って当たり前ですが。

さて、合流点で待っていると知人が激坂を登って参りました。
一番軽いギヤ使えないまま、、、。
ようやりますね、、、。

まぁ絶望的な差は知る事になりましたが、ロードで登れたという充実感を味わえたのでした。

とも思ったが、ロードで一回も全工程を一発で登れてなかったので、リベンジ。
慣れってのはあるんですね。
以前よりがんばりどころだけ絞ってがんばり、後は流して登れる様になりました。
おかげでその後下って別の坂にチャレンジする余裕も。

この辺までくると、もう最初の頃言っていた「無理!!」は頭から消えました。
いや、自分的に無理な所はいろいろはあります。
が、多くの無理と思っていた坂に挑戦してみたくなります。
いや、達成感ってのは何か分泌するんですねぇ、、、。

私はタバコを止めましたが、何かしら中毒物質をもとめている様です。(笑)

2010年6月26日土曜日

メタボ坂4-インフレ

以下からの続きです。

メタボ坂1
http://denkizkrote.blogspot.com/2010/04/blog-post_24.html
メタボ坂2
http://denkizkrote.blogspot.com/2010/05/blog-post_13.html
メタボ坂3
http://denkizkrote.blogspot.com/2010/06/blog-post_21.html


さて、坂道をいざとなればゆっくり登る事も出来て、安心感が出ると俄然やる気も出てきます。
そんなこんなで、ここまでだらだらとしゃべってきた坂道を何度も暇さえあれば登る様になりました。って改めて言いますが斜度がそれなりにきついと言っても距離は1km無いのです。そういう低次元の話ではあるのですが、自分はそこに苦労し、そして自分なりに満足感得られる様になったのです。
しかし、やっぱりというか何というか上では息を切らしており、とてもその先に待っている長い坂にチャレンジする気にはなれません。
しかしながら実は登ってきたここまでが大変な所で、この先は坂が長いと言っても7~8%が多く、MAXでも10%程度。
世間で峠等あればだいたいそんな範囲でありまして、それを無理と言ってるのでは最初に私が言ってた様な「坂!無理!」と言ってたのと大差はありません。
そこで最初の頃言っていた囚人登りですが、それを多様し、上半身の筋肉、関節の痛みと引き換えに脚と心肺系の体力を残し、挑戦してみたのです。

まぁその頃には日も高くなっておりまして。
すげぇ熱かったので最後諦め、途中から農道経由で坂を下りました。
この頃道が良くわかってなかったので、未だ先は長いと思い、最初に降りられる農道を見つけ次第諦めた訳ですが、実はその先数十メートルで登りは終わりだったのでした。(笑)
そんな訳ですから、次のチャレンジで前止めた場所よりもう少しがんばろう、、、とか思った結果、あっさり峠は超えたのでした。
それ以来、一山超えて会社へ息切らしながら出勤するという、見た目不健康そうなツーキニストになりました。
だって息も絶え絶えにゼーハーゼーハー言いながら健康ですとか言ってるのって何か変ですし、、、。

さて、そんな感じでどんどん距離が伸びていくと達成感そのものがかなりの快感になり、また、その達成感に飢える中毒患者になります。

ここでですが、先に述べた坂の途中で諦めて下った農道と表現した場所。
これですがかなりの急坂です。
だって、ここまで斜めに登って来た坂に対して、一気に真下に下りるのですから。
だいたい10%平均の坂が多いのですが、後半になるとどんどんきつくなり15%くらいになった頃に一息付ける様なゆるい坂になります。
が、錯覚してるだけで実は6,7%あり、その後は18%の区間が延々と。

この15%から18%の間は私には壁があります。
というのは15%はきついのですが、私の場合ロードではぎりぎりシッティング可能なのです。
バカなので休み休み行くのが愛称良いんですよ私。(笑)
が、18%は無理。
立ちっぱなしです。

この頃ですが私はRotorのQ-Ringというチェーンリング付けておりました。
はい。知る人は知っていると思うのですが、楕円リングです。
高回転に向きます。
やり方にもよるのかもしれませんが、個人的には低回転には向いて無いと思います。
何かですね。脚を使い切り易いんです。
私が買ったのはインナー36T。
これは楕円の長い部分で38T相当、そして死点部分では34T相当になるもの。
その前がノーマルクランクで39T。
実際踏み込む部分は38Tなので重さに大差は無く、しかし踏み込んでしまえば死点部分は34T相当で楽。しかしトータルで見れば一回転で36枚の歯分チェーンを移動させるわけで、その変はやっぱり36Tと変わらない。
何か解釈が不思議なギヤなわけですが、個人的には本来このギヤが目的とする高回転に楽に漕げるというのはやっぱり36Tを目安にしたときケイデンス90で走ってた感覚で100になってしまう。わーお。みたいな感覚であり、超低回転でトルクで漕ぐ様な場合はむしろ38Tに近い印象です。
まず踏み込めれば楽なんですが、踏み込む所の壁が一緒と言いますか。
そして踏み込めてしまえば下死点を越えるのは楽になった分、直ぐ次の漕ぐタイミングがやってきて、そのリズムに慣れると実はひっきり無しに漕ぐ状態になってる為、結構早くにエナジードレインって感じになります。

であれば重めにすれば良いのでは?とか思えば、踏み下ろしそのものはきつくなるのでやっぱりただの36Tよりつらくなってると。
だからまぁ結果としては高回転向けなんだなぁと思った次第です。

さて、話がそれましたが、そんな状態で超低回転登りしてましたので、まぁ個人の感覚から行くと坂道に関してはノーマルクランクで漕いでる時からそれほど革命的に何かが変わってる感覚はありませんでした。

この状態で思いたったが吉日で、ここにチャレンジしてみようとか思った訳です。
ちなみにここに関しては本当に無理と考えていました。
途中に下から登ってくる別な道と繋がるY字路があるのですが、初めて上った時はそこで降りました。後で地図で確認すると1/3程度の場所。
感覚的には半分程度まで来てたと思ってたのですげぇショックを受けました。(笑)
また次はこの地点まで来てさらに少し登って見たがやっぱり駄目。

結局方法論としては振り出しに戻り、もっともっと遅く登って上半身にとことん負担を押し付け、最後の18%の所はペダルを下ろすのもきつくなった為、とにかく全力疾走モードで1速のペダルを回し、しかし心臓は破裂しそうに思うものの前にはさっぱり進まないが時間的に持つかなぁと言う、何か一番最初に書いたのと大差無い様な事をしてやっと登りきりました。
本当に最後の10mですら止めようと思うほどきつかったのを覚えています。
そして廃人の様に坂を下って来て、、、、もう達成出来たのだから、私はもうやらなくて良い、、、、とか思った訳です。

でも、とにかくもうあんな苦しいのはごめんだと思いつつ、達成感はすさまじかったのを覚えています。
そのことを坂好きの知人(かなり無茶に速い人、、)に教えた所、何となくこの辺か??みたいな所を走りに来たらしいのです。

が、その道は間違っていたのです。
まぁスケールにもよりますが、そもそも自分が見ていた地図にはその道は無く、写真も撮ってきてくれたんですが、どこ?って思える様なものでして。

そしてこの道が、、、、すごかったのです。
というわけで続くのでした。(笑)

2010年6月23日水曜日

斜度Degrees→パーセント換算表

斜度Degrees→パーセント換算表























deg(°)Per(%)
11.7
23.5
35.2
47.0
58.7
610.5
712.3
814.1
915.8
1017.6
1119.4
1221.3
1323.1
1424.9
1526.8
1628.7
1730.6
1832.5
1934.4
2036.4


BLOGGERで表を試して見た。
ちょっと不安、、、、、、。
(やった後、酷かった事が解り修正しましたが、やっぱり酷い、、、、何故上下真ん中にくるんだ?)

さて、以前の話題

http://denkizkrote.blogspot.com/2010/06/blog-post.html

で100円ショップの角度測定器を紹介しましたが、案外悪くない感じです。
車の中に居て水平が出ている場所があれば、そこに接地し、現地で大よその角度を測定出来る事がわかりました。
そこで以前ですが、写真を使ったり、自転車止めてSky Mounti使ったりしてGPSでは計れない局所的な斜度の測定を行った結果をこの方法でも検証してみたのですが、概ねあってる様でした。

基本的に、自分はこの坂を登ったという現実がある時、それが辛いほど傾斜はきつい方向に解釈したいという心理が働き、かつ、一方でそんな測定結果を実績としては虚しいという心理も働くので、原則として自分の結果には辛く解釈する。を一応の方針としています。

さてその結果ですが、以前自転車を止めてSkyMountiで計った時に18%だった場所はだいたいそのくらいでした。
が、しかし、、、、
写真で測定した方で23%だった坂ですが、そっちは角度で見る限り15度。
目測で誤差は1度以内、せめて1度程度と考えても最低で25%はありそうです。
が、度というのは大きくなるにつれ、1度辺りのパーセントの増分は増えて行きますし、この誤差もだいたい25%~28%の間と思うと、「ぜんぜん当てにならん!」って気分になるので、また別途手軽な割りに合っていそうな測定法は考えて見たいと思います。

2010年6月21日月曜日

メタボ坂3-やっと、、、、

以下からの続きです。
メタボ坂1
http://denkizkrote.blogspot.com/2010/04/blog-post_24.html
メタボ坂2
http://denkizkrote.blogspot.com/2010/05/blog-post_13.html

話がずるずると長くなりました。
実はそんなに引っ張る様な話でもありません。
坂に絶望していた私ですが、私に起きていたのは次の様な事なのです。

坂がきつすぎて今段階で使える一番軽いギヤ比であっても単純にペダルに体重かけたくらいでは、下死点越える程クランクが回らない。
その為、まるで背筋測定器の如く、ペダルを踏み込んでハンドルを引き上げた。
かろうじてクランクは回るが、片方では筋力運動の様な事をしながら、一方では失速しそうな速度の為、バランスを取ることにも追われる。
この状態でビンディングペダルを使って足を固定するのは怖い。
しかし、、、、。
結論から言えば、実は、ビンディングペダルを使っただけで解決する問題だったのです。しかし、ビンディングペダルを使ったとて、いろいろな漕ぎ方があるわけで、いきなり模索するゆとりも無かったのは事実である。

さて、順番から言うとビンディングペダルは入手しておりました。
そこからゆるい坂を走るなり序所に慣らしていけば良いのに、ただ一箇所のきつい坂に固執してそこのみ坂と呼んでいたのが自分のおろかな所と思われます。(笑)
前回、坂は諦めた旨言いました。
そもそもその坂の定義がおかしい。

その坂の定義がおかしいままに、ある日また自分のランダム関数にて坂フラグがONになりました。
試してみちゃおっかなぁとか思っちゃった訳です。

もちろん先の苦い経験があります。
1.失速しないくらい回そう→オーバーヒート。
2.ゆっくり回す。→下死点越えられない。力不足。
そこで発想としてですが、心肺機能の上限はとても上げられそうに無い。それよりは筋肉の方が未だ現実味がある。しかしここはビンディングペダルの効率に期待して実験。でした。

当然、登れる前の話ですから、先に言った様にビンディングペダルは諸刃の剣。
足が固定されてますので、自転車が止まって転倒とならない様、緊急時に外す意識を強く持っておきます。

さて、そういうわけで自分で変な定義をしている坂に突っ込みました。
勢いで乗り越えるつもりも無いので、坂の手前で減速します。
大事なのは、自分にとってはMTBに比べると遥かに重めであるこの39/25Tの組み合わせで、心肺機能に負担をかけずに登れるかどうか?
が、いや、案外登れました。
最初ここに突入した時は体がなまっていたというのもありますが、慣れと、ビンディングペダルのおかげで案外楽に上がっていったのです。
が!
未だオーバーヒートしそうだったのです。
そこで恐る恐る速度を落として見ます。
体重では中々落ちないペダルですが、引き上げられます。
速度は非常にゆっくりですが、時間はかかれど少し上りきれる感じがしてきました。
いや、感じがしただけ、、、、。
中間点で斜度が5~6%になって少し休める区間があるのですが、立ち漕ぎしつづけて疲れたので腰を下ろします。
が、疲れきってもうシッティングでは普通に漕げません。
今度は後ろに思いっきり体重をかけて、前に足を蹴りだす様にしてもがいて何とか持たせました。

さて、休める区間も終わってまたきつくなる区間に入るのですが、ぶっちゃけもう帰りたくなっています。(汗)
が、思いのほかゆっくりでも上がっていける事が解ったので、いろいろ試す余裕が出来たのです。
ここのところが自分的には大事に思いました。
様は、いざとなったらこうすればOKという回避方法が確保されてないと、他を試す事は困難だからです。

ハンドルを大げさに左右に振って見たり、逆に自転車はまっすぐのまま自分を振って見たり、後ろに重心かけたり逆にハンドルに全体重預けたり。

そのうち全体重をハンドルに預けて、かつハンドルを左右に大きく振った時、ちょっと面白い現象がおきました。
引き足はそれはそれで強く意識して試したりもしましたが、それ以上にまるで自動的に楽に引きあがったのでした。
その感覚は、、、
あんまり良い例えでは無いですが、例えば自分が古き時代の囚人だとして、足に鎖を付けられ重い鉄球をひきずらされている。
そんな自分に付けられた鉄球を、交互に引っ張ってる様な感覚。

踏み込んでいた時は足が空気椅子的に疲れて来たのですが、この引っぱる動作は足よりは体で引っ張ってる感じが少しあり、結構楽だったのです。
これを当時自分は「囚人式」と呼んでいました。
いや、人にそう説明しておりました。
「囚人式で登る様にしたら、やっと登れる様になった」と。
何言ってるんだか。(笑)
でも、今ではやり方解りません。
昔、漕ぎ方が解らず試行錯誤してたからそうなったと思われます。
今は何か引き足すら自覚なんてありませんし、こんな極端な漕ぎ方もしないのと、少なからず体全体で漕ぐ様になって、もうこの当時の漕ぎ方が解らなくなったのだと思います。実際この漕ぎ方は私を助けてくれました。
登れないと思ってたところを楽に登れる様にしてくれた点においてはです。がしかし同時に膝も痛めておりました。
何か引っ張り方が悪かった様で、少なからず関節にダメージを与えてた様なのです。
もしこの「囚人的」な部分に共感する所がある方は止めた方が良いかもしれませんね。

それともう一つの方、全体重をハンドルにかける方ですが、それは平行棒に乗ってる様になります。
これまた超ダメージで肩とか腕が痛くなります。
しかし、上半身なんてどんなに疲れても体力あまらしてる時が多かったものですから、であれば腕で支えると本当に肩とか含めて痛いのですが、その分足は楽なので、使える分は使えるまで使っておけと。
これは決して効率的なものではないはずです。
まず前タイヤに空気を高めに入れておかないと、地面に食いつきすぎて転がり抵抗が非常に大きくなり、すごくもっさりするのです。
後、やりすぎると後ろタイヤがホイルスピンする時があります。

が、しかし、極端に後ろに乗るのも含め、とにかく疲れてない部分を極端に使う方法を切り替えながら漕ぎ続ける事で、自分はやっとこさっとこ心肺機能的には少し余裕を残しつつ最初の旧坂を乗り越える事が出来る様になったのでした。
まぁ、体は筋肉が疲れると言うよりはダメージを受けてそうなよろしくない使い方ではありましたが、、、、、。

この後、タイヤをチューブラーに変え、たまたまホイールについてた12-23Tを使い、自分は39-23Tでのらりくらりと同坂を暇があれば登る練習をしておりました。
きつめとは言え、1kmも無い登りであり、今現在では自分が良く通るコースの思いっきり序盤に過ぎないのですが、当時はそれだけでも満足していたのでした。

何故なら、オーバーヒートするわけでも無く、足を使い切るわけでも無く、少なくとも次回に向けて絶望は感じず、つらいがまたやればまた登れるであろうと思えるものになったからなのでした。

このあたりからスイッチが入ったと思われます。

2010年6月14日月曜日

昭和26年のギザ十


話を聞いてずっと気になっていた昭和26年のギザ十ですが、やっとめぐって参りました。
一時期ヤフオクで買おうかとも思いましたが、送料かけて買う程の事かぁ!!と思い、何となくその日が来るまでまっていまいたが、そもそもギザ十自体が回ってくる事自体珍しく、さらにその中でも少ないものなのでまぁ半分はあきらめておりました。
以後、左に昭和26年、右に今時の平成17年を配置します。

世間のうわさによれば昭和26年、それと27年の初期の十円玉は平等院鳳凰堂の鳳凰がメスなんだとか。

さっそく裏返します。


ちいせぇ!



さて、ズームインしてみましょう。
たしかに尾は上向きで小柄で足長のデザインになっておりました。

だけどまぁ、これがオスなのかメスなのかについては、少なからず次のどちらかが成り立ってなくてはならない様な気がします。

1.製造者がそうだと言った。
2.鳳凰のメスは尾が上向きで足が長く小柄であるとされる。

ただまぁ世間のうわさをネットで見るに、どうもこれがメスだとする根拠は弱い気がします。
まずは単純にそう言われてるだけと言うのが個人的印象でした。
まぁ、どっちかと言うとオスメス居るなら左右で違う様にするのが自然な表現だと思いますし、それだったらまだ出来て最初の10円玉の鳳凰はまだ子供だったが、昭和27年の途中から成長して大人になりました。ってほうが未だ納得出来ますね。(笑)
というわけで自分的には子鳳凰。そういう方向で。(笑)

2010年6月12日土曜日

究極物件


究極の物件を見つけました。


裏側は看板が無い分、ニホンミツハチががんばってくれています。


電柱はこんな感じです。

さて、今日は黒いシャツを着て言ったのですが、いやいや、しつこく追われる、、、。
皆さんご注意を。

2010年6月7日月曜日

蟻izm



栗林慧氏を見ると、昆虫観察は蟻に始まり、蟻に終わる様な気がします。
海野氏を見ていると、蝶へたどり着く気がします。

終点は解りませんが、うちの子供に限れば出発点は蟻の様です。


アリ! アリ! アリ!と超連呼するんですが、何か障害持ってるみたいに見えるから止めてほしい、、、、、。

ちなみに
アリ、ハチ、テントウムシ、チョウチョ、ミミズ、ケムシ
の順番に覚えました。
何か後半が変ですが、、、。
その他は代表的に虫と読んでいます。蟲っぽいのも含みます。(笑)
ちなみに、新し物好きという面もあるものの、アリに割りと固執しています。


いい加減場所変えようと言いたい。



上!! 上!!

2010年6月2日水曜日

斜度の測定のお話

前回お話しました通り、LatLongLabでの斜度は局所的には誤差が大きすぎます。
同様の理由により、GPSで斜度を出すサイクルメーターも然りです。
では、局所的な斜度を求めるにはですが、、、案外難しいものです。

まぁ手っ取り早い方法では1m尺に水準器でもつけて、坂の斜面に片方を付け、水平になる位置を探します。
その時、もう片方が地面から何ミリあるかを重りでもぶらさげた糸で測定すれば、そのmmのサイズがそのまま%になります。
って、やってられるか!!(笑)

というわけで一つの方法がこれです。
Sky Mounti



実売2000円台後半くらいでしょうか?
正直ぼったくりです。
製品として突っ込みどころは多々あります。
が、唯一の商品。
ただそれだけで高ビーに振舞えるのだという一例でしょうね。

この製品はハンドル径に合わせて2種類出ており、私は31.8mm用を買いました。
2ピースになっていて、ハンドルの両側から挟んで固定する様になっているのですが、何と木ネジ。
いや、ここは当然ボルトでしょ??って思うのですが、反対側のプラスチック部品に木ネジで固定。
ボルトにするなんて、最初の木型を作るときの少々の苦労だけの問題でそれ程コストに関わる問題では無いのと、そもそも100円ショップ品でも無いんだから手抜くなって所ですが、平然とやっています。

次いで突っ込みどころですが、まず気泡のサイズがX。
これは他の方のレビューとか見ると有ってたりもするらしいので個体差だとは思います。が、まず気泡の先端、下端でそれぞれ読む目盛りが付いており(写真で0%が二箇所ある事でお分かりかと思うが)、多少の誤差はあるとはいっても、気泡を少し小さめにしてもらって、気泡の中心で読む様にしてもらった方がよっぽど実用的なのですが、そうはなっておらず、そのくせ気泡のサイズがきちんと両端が0%のところに掛かってないので、どちらかをあわせると、どちらかは使えません。
まぁ登りが目的なのでそちらに合わせましたが、いろいろ気分が悪い。

さらに図をごらんください。


目盛りがプラスチックの上に振ってあります。
これ、見る角度であっさり1%は変わります。
こういうのって内側に目盛り付けないと、、、、。
というわけで取り付け時に、通常の乗車姿勢で見下ろす位置に合わせる様、何度も微調整しました。面倒くさい!!
この辺の手抜き感ですが、ホームセンターで見る製品に比べ、あまりにも100円ショップクオリティー。
そのくせ相場より高いのです。

まぁ後は、黄色が異常に強すぎて目立つんですよね。
はっきり言ってダサい。
そこまでの視認性ははっきり言って不要です。

至る所不満なのですが、本当に他の同等商品が存在しない。
ってわけで、何となく目分量で坂の斜度が解る様になったらはずそうとか思ってたのですが、未だに付けっぱです。
なんというか、体感によるものでは無く、実測の斜度であるというのが見ていて安心感があります。
クライミングって結局半分は自分と戦っての達成感みたいなのがありますから、甘い見積もりをしてそれを達成したとか言ったところで虚しい事この上無いのです。
ってわけでダサさが本当に気に入らないのですが、これは何時かスモークブラックでもスプレーしますかね、、、、。

ちなみにこの製品ですが、中のオイルは少し粘性が高めの様です。
基本的に加速すると気泡が前へ動きますので、少し鈍さを持たせて気泡の位置を安定させようという事なのだと思います。
が、ペダルを漕いだり、漕ぐの止めたりと加速度が変わる事をすると大きく気泡が動きますので、計るときは絶対に等速度運動していなければなりません。
まぁ、泡が上下している場合は真ん中くらいって考えもあるかとは思いますが、坂を登って慣性で進んでいて微妙に減速中って時の値はもう使えません。

という感じなのですが、慣れて来ると結構便利ですね。
MTBの方は付いてないのですが、解らないと不安になる体質になりました。(笑)
どっかほかのメーカーがもう一声突っ込みどころが少ない物を出してくれるのを願っています。(笑)

さて、次です。


手軽ではありませんが、カメラを使用して測定します。
精度を出すには幾つか注意点があります。
(1)左右に傾かない事。
(2)前後にも傾かない事。
(3)道路から垂直に横に出て、必ず道に対して垂直に撮影する事。
(4)極力角度を測定する物体がカメラの真正面になる様にすること。

というわけで、カメラに水準器を付けて、後は意識してこれらを守る様にして撮影します。
様は、この後写真でもって角度を測るのですが、坂を見下ろす様にとったら角度は変わりますし、カメラの上側、下側に写っている物は角度が違っていますので、ずれるととにかく元データとして意味が無いものになってしまいます。
でまぁ、この上の写真は別ネタでお話しますが、23%程の坂です。

さて、具体的な話ですが、、、


どうやって計るかと言うと、そうやってきちんと撮った写真をエクセルに貼ります。
そして適当な大きさに縦横比維持で縮小し、傾斜を計れる箇所にわかり易い様、線オブジェクトを描画しておきます。
次いで、矩形を背景透過で重ねます。
この時ですが、例としてプロパティのサイズで10cmを幅として設定します。
そうしたら斜面の線に合わせてこの長方形の高さを調整します。
その時の長さをmmにすればそれが%になります。

そうそう、%の意味がわからない方に簡単に説明すると、%はタンジェントです。
もっと簡単に説明すると、100m進んだら何m上がるの?が、%です。
上の図で言うと3.15cmになっておりますので、この斜面は31.5%です。

まぁ、誤差があるので少し割り引いて考えた方が良いかと思います。
というわけで、もう何枚かの写真とも比較したり、写真上の斜度の取り方も何種類か試して見ましたが、ここはまず30%はあるという事で良い様です。
尚、この30%の坂は少しネタがありますので、何時か書きたいと思います。
それにしても坂って横から見ると全然楽勝に見えるんですね。
実際はこの坂、ウィリーする人いたり、ホイールスピンしたり、いろいろ大変だった所なのです。(笑)


さて、予断ですが、傾斜を測る道具をもう一つ。


ダイソーで100円です。(笑)
誤差はそこそこあるのですが、結構使えます。(笑)