2010年6月2日水曜日

斜度の測定のお話

前回お話しました通り、LatLongLabでの斜度は局所的には誤差が大きすぎます。
同様の理由により、GPSで斜度を出すサイクルメーターも然りです。
では、局所的な斜度を求めるにはですが、、、案外難しいものです。

まぁ手っ取り早い方法では1m尺に水準器でもつけて、坂の斜面に片方を付け、水平になる位置を探します。
その時、もう片方が地面から何ミリあるかを重りでもぶらさげた糸で測定すれば、そのmmのサイズがそのまま%になります。
って、やってられるか!!(笑)

というわけで一つの方法がこれです。
Sky Mounti



実売2000円台後半くらいでしょうか?
正直ぼったくりです。
製品として突っ込みどころは多々あります。
が、唯一の商品。
ただそれだけで高ビーに振舞えるのだという一例でしょうね。

この製品はハンドル径に合わせて2種類出ており、私は31.8mm用を買いました。
2ピースになっていて、ハンドルの両側から挟んで固定する様になっているのですが、何と木ネジ。
いや、ここは当然ボルトでしょ??って思うのですが、反対側のプラスチック部品に木ネジで固定。
ボルトにするなんて、最初の木型を作るときの少々の苦労だけの問題でそれ程コストに関わる問題では無いのと、そもそも100円ショップ品でも無いんだから手抜くなって所ですが、平然とやっています。

次いで突っ込みどころですが、まず気泡のサイズがX。
これは他の方のレビューとか見ると有ってたりもするらしいので個体差だとは思います。が、まず気泡の先端、下端でそれぞれ読む目盛りが付いており(写真で0%が二箇所ある事でお分かりかと思うが)、多少の誤差はあるとはいっても、気泡を少し小さめにしてもらって、気泡の中心で読む様にしてもらった方がよっぽど実用的なのですが、そうはなっておらず、そのくせ気泡のサイズがきちんと両端が0%のところに掛かってないので、どちらかをあわせると、どちらかは使えません。
まぁ登りが目的なのでそちらに合わせましたが、いろいろ気分が悪い。

さらに図をごらんください。


目盛りがプラスチックの上に振ってあります。
これ、見る角度であっさり1%は変わります。
こういうのって内側に目盛り付けないと、、、、。
というわけで取り付け時に、通常の乗車姿勢で見下ろす位置に合わせる様、何度も微調整しました。面倒くさい!!
この辺の手抜き感ですが、ホームセンターで見る製品に比べ、あまりにも100円ショップクオリティー。
そのくせ相場より高いのです。

まぁ後は、黄色が異常に強すぎて目立つんですよね。
はっきり言ってダサい。
そこまでの視認性ははっきり言って不要です。

至る所不満なのですが、本当に他の同等商品が存在しない。
ってわけで、何となく目分量で坂の斜度が解る様になったらはずそうとか思ってたのですが、未だに付けっぱです。
なんというか、体感によるものでは無く、実測の斜度であるというのが見ていて安心感があります。
クライミングって結局半分は自分と戦っての達成感みたいなのがありますから、甘い見積もりをしてそれを達成したとか言ったところで虚しい事この上無いのです。
ってわけでダサさが本当に気に入らないのですが、これは何時かスモークブラックでもスプレーしますかね、、、、。

ちなみにこの製品ですが、中のオイルは少し粘性が高めの様です。
基本的に加速すると気泡が前へ動きますので、少し鈍さを持たせて気泡の位置を安定させようという事なのだと思います。
が、ペダルを漕いだり、漕ぐの止めたりと加速度が変わる事をすると大きく気泡が動きますので、計るときは絶対に等速度運動していなければなりません。
まぁ、泡が上下している場合は真ん中くらいって考えもあるかとは思いますが、坂を登って慣性で進んでいて微妙に減速中って時の値はもう使えません。

という感じなのですが、慣れて来ると結構便利ですね。
MTBの方は付いてないのですが、解らないと不安になる体質になりました。(笑)
どっかほかのメーカーがもう一声突っ込みどころが少ない物を出してくれるのを願っています。(笑)

さて、次です。


手軽ではありませんが、カメラを使用して測定します。
精度を出すには幾つか注意点があります。
(1)左右に傾かない事。
(2)前後にも傾かない事。
(3)道路から垂直に横に出て、必ず道に対して垂直に撮影する事。
(4)極力角度を測定する物体がカメラの真正面になる様にすること。

というわけで、カメラに水準器を付けて、後は意識してこれらを守る様にして撮影します。
様は、この後写真でもって角度を測るのですが、坂を見下ろす様にとったら角度は変わりますし、カメラの上側、下側に写っている物は角度が違っていますので、ずれるととにかく元データとして意味が無いものになってしまいます。
でまぁ、この上の写真は別ネタでお話しますが、23%程の坂です。

さて、具体的な話ですが、、、


どうやって計るかと言うと、そうやってきちんと撮った写真をエクセルに貼ります。
そして適当な大きさに縦横比維持で縮小し、傾斜を計れる箇所にわかり易い様、線オブジェクトを描画しておきます。
次いで、矩形を背景透過で重ねます。
この時ですが、例としてプロパティのサイズで10cmを幅として設定します。
そうしたら斜面の線に合わせてこの長方形の高さを調整します。
その時の長さをmmにすればそれが%になります。

そうそう、%の意味がわからない方に簡単に説明すると、%はタンジェントです。
もっと簡単に説明すると、100m進んだら何m上がるの?が、%です。
上の図で言うと3.15cmになっておりますので、この斜面は31.5%です。

まぁ、誤差があるので少し割り引いて考えた方が良いかと思います。
というわけで、もう何枚かの写真とも比較したり、写真上の斜度の取り方も何種類か試して見ましたが、ここはまず30%はあるという事で良い様です。
尚、この30%の坂は少しネタがありますので、何時か書きたいと思います。
それにしても坂って横から見ると全然楽勝に見えるんですね。
実際はこの坂、ウィリーする人いたり、ホイールスピンしたり、いろいろ大変だった所なのです。(笑)


さて、予断ですが、傾斜を測る道具をもう一つ。


ダイソーで100円です。(笑)
誤差はそこそこあるのですが、結構使えます。(笑)

2 件のコメント:

  1. ルートラボは確かに局所的な斜度を見るのには無理が
    あるようですね。
    リアルタイムにある程度の斜度を視覚的に把握するには
    電気蛙さんがお持ちのSky Mountiが良いようですね。
    私は付けていませんが、行きつけのチャリ屋の店主さんが
    同じものをつけています。

    この手のアイテムが他にないのはちょっと不思議な気がしますね、ちょっと良いものを企画すれば、売れること間違いないと思いますね。
    個人的にはデジタルメーターでコンパクトで5000円までの
    商品なら欲しいですね。

    アイテムといえば

    http://item.rakuten.co.jp/atomic-cycle/atras/

    この商品気になってますが、価格がそこそこするので
    中々買えずにいます。
    ぶしょうものなので、地図見るのが嫌いなのと、一度走ったコースをもう一度行くとき良く道間違えるので・・・(汗)

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  2. >個人的にはデジタルメーターでコンパクトで5000円までの
    商品なら欲しいですね。

    実際の所サイコンに組み込まれてしまう場合GPSか高度計が使われるんで高いものになっちゃうんですよね。
    でもカメラとかに搭載している水平センサーだけを使って液晶表示をする製品なら量産しだいでは超安く、かつ鈍さも調整出来てよい感じかもしれませんね。

    >この商品気になってますが、価格がそこそこするので
    中々買えずにいます。

    私は距離走らないのと、遠出と言ってもおおよそ田舎のルートは車で走ってるのであまりGPSを必要に思った事が無いのですが、知り合い2人は持っておりそこんとこ温度差感じました。(笑)
    まぁ田舎は道間違うとどこに行くかわからない恐怖もあり、それはそれで解らなくも無いです。

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