2010年5月31日月曜日

Lat Long Lab(ルートラボ)のちょっとしたコツ

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/
ルートラボは、地図上にコースを描き、そのルートの距離、高度及び傾斜等を詳細に表示してくれる非常に便利なサービスですが、幾つか問題があります。
そのうちの一つを。

ルートラボには、ある点とある点を結ぶ経路を自動的に判断して選択してくれる「道ピタモード」と、どこであっても指定した拠点を結ぶ「直線モード」があります。
道ピタモードは普通の使用ではまず問題ないのですが、細い道になりすぎると、行きたい道を選択してくれなかったり、そもそもデータ化されていない道は地図上では見えても線は引けなかったりと不具合が出る場合があります。
そういう時に便利なのが「直線モード」なのですが、直線モードが使えるのはそれだけではありません。
というか、ある状況下では必須になります。
例えば



上はトンネルを抜けた後、橋を渡る道です。
断面図上に引いた赤線は、本来こうなるべきであろう高度です。
実は、高度の情報というのは山の情報そのままなわけですから、道がたとえ高度差0だとしても、トンネルは本来の山を上り、橋は谷底へ落ちて這い上がってきてしまうのです。
ってわけでモードを直線モードに切り替え、トンネルの入り口、出口、橋の入り口、出口を結んでやります。



するとこうなります。
少しでも精度を求めたい時はこういう風にした方が良いでしょう。
時々あるんですよ。40%の坂とか、そりゃふつうに登山レベルだとかそういうのが。(笑)

その他ルートを選択した全てに高度情報があるわけではありませんから、当然高度は測定したメッシュデータからの予測データとなります。
そういう地点と地点を結ぶのですから、時に傾斜が0になったり、時にある1mの間に絶壁が紛れ込んだりする場合があります。
そういう時は、多少コースから外れても仕方無いので、直線モードで試行錯誤ポイントを拾いながら試していると、しっくりくる場所が見付かる場合があります。
この時ちょっとコースはぐちゃぐちゃになる時もありますが、傾斜優先か上からのルートの見た目重視かで選択すると良いかと思います。

何れにせよ、局所的な坂の傾斜はルートラボには求められません。
どちらかと言うと、大きく、ある拠点からある拠点までの平均斜度みたいな感じで情報を得るのには大変向いてると思います。
後はもう、道にワダチがあったり、多少道が悪いとそれを越える時の斜度が瞬間的に高くなったり、曲がり角は走る場所によって斜度が変わったり、物理的にも体感的にも斜度は変わるので、とどのつまり坂のきつさは現地結果論という事なのでしょうね。

尚、その他の傾斜測定はまた何時かネタにしたいと思います。

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