2010年7月29日木曜日

ヒルクライマー宣言 高千穂遥


ヒルクライマー宣言
高千穂遥
知人よりお借りして読みました。

これは何かを学ぶというより、単純に面白かったです。
共感出来る所も自分とは大きく異なる所もありますが、坂にハマって行く様は自分とは異なっても、うんうんと理解出来る所がありました。

そもそも50歳からってスタートラインが自分とはずれてますが、若くないってあたりと、ざっくり行ってしまえば今時の人から見れば同世代的な人物。
読んでいていろいろ思う所がありました。

そもそも最初にこの本を見せられたとき、「夏・風・ライダー」という本を思い出しました。
思い出しただけです。(笑)
私は高校から卒業して3年くらいが激しいバイクブームで、当時知人からそういう本を借りたのでした。まぁ、読まずに返しました。(笑)
が、それ以前はクラッシャージョー、ダーティーペア等のSF小説で有名だった同氏が、いかにもバイクにはまってしまい小説を書きましたって言う感じは受け取れました。(笑)
んで、久々に見たと思ったら自転車!??と。
読むと中にこれまた見覚えあるキーワードが出てきます。

一本木蛮

これ、知ってる人は知ってるって感じだと思うのですが、結構マルチな人なので一言で言い表せる人では無いでしょうけど、世代&自分的にはバイク漫画家的な人です。
バイク雑誌とかに良く載っていました。
ってこれまた自転車かい!
みたいな感じで。

んっと、いやマジで多いんですね。
自転車→バイク→自転車
その他思い当たる人もおります。(笑)

さて、詳しい内容ですが、読んでください。(笑)
個人的には坂嫌いが坂にハマる過程が非常に面白かったです。
自分とは真逆ですが、大いに理解出来ます。

真逆というのは、、、、
そもそも私は苦手、無理という現実から始まりました。
角度が付いてるところは走らなくて良いと誓いつつ、それでも少しずつ出来る様になっていく事でハマったのです。
が、
この作家の場合、苦手意識や自分には無縁的に坂に距離を置いていたというスタンスは似ています。
が、やったら出来た。食わず嫌いだった。ってあたりのスタンスが大きく異なります。
でも先に述べた様に真逆でもその過程は理解出来るものでした。

さて、この本のスタンスは、本気でヒルクライムを学ぶなら別な本買えよ。というくらいのスタンスで、どちらかと言うとノウハウではありません。
が、読んで再認識させられた事。経験談から参考になる事少なからずありました。

最たるものは体重。(笑)
とにかく自転車云々、脚力より下手すりゃ体重というファクターがどんだけ影響するか。これは、自分が過労で何かげっそりして不健康そうな感じになった年、不健康に痩せた割りには登山は楽でびっくりした経験からも非常に良くわかります。
また減量に際して、有酸素運動から無酸素運動に切り替わると痩せグラフが顕著に横ばいになるというのも大いに参考になりました。

ふっ。しかし私に足りないもの。それは実行力。
困ったものです。(汗)

ってわけで、自転車漫画ではなく活字物のお話でしたが、とりあえず一本木蛮もまた書籍は出している見たいなのでこれまた何時か買ってみますかね。

2010年7月20日火曜日

痛手 - CATEYE V2C & TUFO S33 Pro

この間の南昌山登坂は結構高く付きました。

まずは私のサイコン。
CATEYEのV2cです。ケイデンス、スピードが計れます。

個人的には後からハートレイトモニターがほしくなり、V3というのに買い換えるかどうか迷って居たのですが、中途半端に高い値段でV2cを買っちゃうので、これでしばらく我慢を、、、、と思ったら、、、、。
いや、このCATEYEのサイコンですが、実は結構気に入らない所ありました。
例えば、スイッチが小さくて硬くて押しにくいとか。
もっとも気に入らない所が、これはまぁ相性的問題でもあるのですが、近年はパイプもカーボンによって形状が様々になってきましたが、少なくとも私の自転車に取り付けるには落ち着かない。
私のはパイプ断面が平行四辺形っぽくなっていて、どうしてもその頂点部にセンサーを付ける形になり、落ち着きが悪いのです。
そんでもって、ちょっとぐら付くと走行中にスポークに干渉します。
まぁかかとに引っかかっちゃったりとか様々な要因はあるのですが、巻き込まれると厄介です。
一回、ガリガリと音を立てたので止まって事なきを得たことがありました。

いや、素人なりに思ったのです。
何でこういう危険があるのに、パイプ下部じゃなくて上部固定なんだろう??と。
はじかれて外に行くならともかく、上に付ければ車輪側に巻き込まれる。

ってわけで、どういうわけで巻き込んだのかは解りませんが、下りで一瞬でもげました。
たぶん60km/hくらいのところでだと思うんですが、おかげさまで本当に一瞬です。
カラカラとも言いません。突如ばつっ!!!カーーンって音がしてもげました。

台座しか残ってない、、、、、。
ってわけで、次は何買うのか迷っています。
何か一時期ほしかったV3はもう手を出す気が無くなりました、、、。

ついで、今日漕いでいてふと気づいたのがこれ。
TUFOのS33Proです。
以前後輪がパンクしたので後輪のみストラーダに変えました。
ちぐはぐではあるのですが、フロントの転がり抵抗が低く、登坂時にアスファルトに食いつきすぎずその感じが良かったのですが、そのフロントの方も走行距離の割りにはあっさりとサイドカット。
少しチューブが膨らんでいます。
何かでっかい鋭い石を拾っちゃった見たいです。
TufoS33Proはパンク防止ベルトとかは入ってないのですが、それでもゴムが硬いのか、対パンク性能は高いと評判されたりもします。また、サイドが弱い旨も聞きます。
まぁその通りになってしまいました。
耐久性はこういう物理的ダメージに対してあっさり2敗しており、私の乗る環境にはあまり向かない感じです。
でもタイヤの模様とか思いっきり残っています。
正直こういうのは耐久性が高いっていうのか弱いっていうんだか、、、。

ってわけで、とりあえず予備タイヤに切り替えますが、次のタイヤを何にすべきか非常に悩みますね。
それにしてもタイヤ代と言い、サイコンセンサーと言い、今回の南昌山超えは高くついたものです。
そこは落ち着いてもらって別なことに投資したかったのですが、、、、。

2010年7月19日月曜日

強制冷却装置

前回、あまりの暑さに頭痛がして南昌山を途中で引き返して来た旨書きました。
熱中症に関しては、体を鍛えればとかそんなんじゃなくて基本的にヤバイものと思っておりますので、止める時はすぱっと止めるべきと思っております。
が、とにかく登坂しようと思うとほとんど諦めなければならない事だらけですし、少し策を考えていたのでした。

とにかく問題に思ったのが、走ってる速度が遅くなると頭が熱くなる事。
ヘルメットに穴が開いてようと熱気は何かこもり、強制廃棄ファンでも付けたくなります。
いやまじめに考えもしましたが、それが実用になる頃には夏終わってそうですし、手っ取り早い所で次の様なものを購入したのでした。



ホームセンターとかで売ってたりしますが、基本的には気化熱を使うものです。
感覚的には、冷えぴたシートの様な製品の何度も水を吸わせれば使える物みたいな感じでしょうか。
それに加え、保冷剤も入れられる物があり、私はそれを通販で購入したのですが、届くまで時間がかかりそうなので改めてホームセンターに行き、別な製品ですが同じ様なコンセプトのものを買ったのでした。

それでこれまた昨日滅茶苦茶暑かったのですが、とりあえず南昌山に向かいました。
結果から言いますと、革命的にすごくはありません。しかし、無いと困るものになりました。
保冷剤の効果自体は割と直ぐに切れてしまいます。
この辺冷えぴたシートとか、熱さまシートの様な風邪の時におでこに貼る様な製品と同様、直ぐに体温と同等になってしまい生ぬるいGELが付いてるさまな状態になるものの、結果的には気化熱で何度か下がっているみたいな、そういう地味に結果をもたらす製品と言いましょうか。

実際、山に付く頃には保冷剤の効きも悪くなり、、、って今思えばこの段階で保冷剤は出して、後は高分子吸収剤??の方の気化熱でがんばればよかったのかもしれません。
が、とりあえず無風に近い状態でも少しでも自転車が動いていれば気化熱の働きで温度は下がる感じでして、結果的には暑くてたまらなかったのですが頭痛したり寒気したりする領域までは行かず、つらいし体力は奪われるがそれでもヤバイ状態にはならずに登りきる事が出来ました。

熱対策として今後暑い日は常備したいと思います。
いや、本当に地味に助けられました。地味に。(笑)

欠点ですが、これはもう製品の種類によると思います。
私のは、片方が輪っかになっており、もう一端をそこの輪に通す様になってたのですが、そうすると首の太さによってセンター位置は変わってしまい、何か結び目的な位置が横に来てしまってしっくり来ないってのが気になる所でした。
実際保冷剤は首の後ろに入ってるので、重くて前傾姿勢だと首側に落ちてきてしまいます。
そこで少しきつめにしようとすると、何かオエっと、、、、。
んで左右の結び目バランスも違うから、どこが真ん中だって感じで落ち着かないのでした。

通販で頼んだもう一方の方が付いたらそちらも試して見たいと思いますが(そちれは真ん中で結べそうな感じ)、こういうのは何種類も出ており、「高分子吸収ハチマキ沼」ってのもあるのかもしれません。(笑)

2010年7月17日土曜日

カミキリの飛翔



今日行った先でカミキリが良く飛んでいたので、久々に飛翔用セッティングで撮影してみようと思ったのですが、何か間を置くとセッティングの感もタイミングの感も駄目駄目ですね。
傾いてるので直して、トリミングしてみました。


脚の配置が面白い。


後ろから。

狭い隙間を羽を振動させて飛んでる様です。

2010年7月7日水曜日

ちょっとしたSTIのコツ

古い世代の我々からすると、チャリの変速はダブルレバーに慣れていた人も多いかと思います。
どのくらい慣れていたかって、「どっちに動かすとディレーラーはどっちに動く?」と聞かれてもとっさには答えられないが、乗ってて気にせず変速しているくらい体で慣れてたって感じでしょうか?(笑)
んで、STIやラピッドファイヤ搭載の今時の自転車に乗ったばかりの時は、とっさにフレーム下に手が行き苦笑すると。
私がSTIにして最初に思ったのは、革新的なこのメカニズムの使い易さと、一方、体が覚えていない為にどっちにどうするとどうなるかが解らない歯がゆさでしょうか。

特に困るのは、フロントディレーラーを上げ下げすると大きくギヤ比が変わるため、リヤディレーラーも同時に動かしてあまり大きくギヤ比を変化させない様にしたい所なのですが、Wレバーでは片手で両レバーをねじる、或いは片方をそろばんをはじくかの様にしてそれぞれを逆方向に動かし、リヤディレーラー側に手を残して微調整、、、みたいに体にしみついてた事がSTIだと単純には置き換えられない。
まぁ、恥ずかしながら登坂中に悩んで逆方向に動かして止まった事もあります。(笑)
そうそう、後は悩んでる最中に坂に突入しちゃったりとか。

特に、リヤディレーラーはブレーキレバーを使うと軽くなるが、フロントは逆に重くなる。
イメージ的には、前後ディレーラーどらであってもブレーキレーバーを振った方向にチェーンは移動している。とか、ワイヤーを引く時、ギヤーの大きい方にチェーンは移動するとかそういうのを思い浮かべるのは出来るが、とっさだとこれも苦しかったり。

結局の所、無意識に出来るには慣れ。
という事になりますが、、、、まぁそりゃそうなんですがね。

さて、少し話は変わりますが、コンパクトクランク。
私はノーマルの52/39から、50/36 50/34とフロントのチェーンリングを変えて行きました。
実際の所、メタボが登坂するにはコンパクトでもでかいくらいな気分なもので。
しかし、コンパクトになって最初に感じたのはフロントのギヤ比の差。
極端に違いすぎるのです。

30は坂と割り切ったとしても、実際は向かい風の微妙な時とか微妙な坂であるとか、オートマ車の坂道での変速の落ち着かなさみたいに、頻繁にフロンとディレーラーを上げ下げする様な場面があります。
いや、やらなくても良いんですが、きついと。
しかしその度にリヤディレーラーを調整するのもまた面倒なのです。

まぁ、そういうのも含め、不慣れな時に少し楽になれた素人流小技を。



とにかく、フロントディレーラーを上げたり下げたりするときは、左右対になってるものを同時に操作します。
そすると、片方は上がり、片方は下がります。
つまり、フロントディレーラーが重くなれば、リヤディレーラーは軽くなると。
もちろん、ノーマル→コンパクトとかになるにつれギヤ差は大きくなりますから、リヤディレーラーがこの一発では解決しないかもしれません。
しかし、そこはもう2クリックとか3クリックなり自分で覚えてしまうと。
んでもう何も考えずに、両手を内側に曲げる操作だとだけ覚えます。
フロントを上げたければ、ブレーキで。下げたければブレーキの内側のヤツで。とにかく同時。

実際の所これだけで自分的には結構楽になったので、ここに書いておきます。

2010年7月5日月曜日

CST C-1040N その後 & 熱中症

昨日は思うところあってMTBで出かけました。
MTBと言えば以前の話題

CST(チェンシンタイヤ)C-1040Nに履き替えています。

一本1000円だからコストパフォーマンスで他が勝てるか!って感じで最初のうちは使っていましたが、使っていくとどうも自分の使い方ではあまりよろしくなかった様です。
もともとロードがメインだけど砂利道でもそこそこ使いたいという事から、ON-OFF両用的タイヤとしてセンターリッジタイプを探し、かつ、あんましMTBの方には投資する気が無いという事で選んだ結果がこれだったのですが、CSTにはこのほかにもう一本、C-1285という見た目はほとんど同じなのに街乗り向けとされているラインアップがあります。
が、とりあえず街乗り方面は切り捨てたつもりでこれを買ったのですが、何と言うか、1040Nは一般的なアスファルト路面にはあまり向いてない様です。

基本的にはOFF向きで、ONで乗り心地を軽くする為にセンターリッジにしたという感じでしょうか。
硬く引き締まった土から砂利等には向くと思います。

しかし街乗りだといろいろ不具合が多いのです。
まず道に良く埋まってる黄色い点字ブロック
ああいうのに良くハンドル取られます。

ワダチに嵌ったタイヤの様に溝の中をうねうねと揺れて進むのです。
これが結構怖かったりします。
ちなみに私の21cのロードでも浅く斜めに突っ切る時にあまり気にしていませんでした。
また、26*1.5のスリックも然りです。
以前スパイクタイヤの時にこの現象が怖かったのですが、それと同じです。
点字ブロックやブロックの継ぎ目とかの1cmも無い段差に斜めに突っ込むと、滑るのでも無くタイヤを弾かれ、何かハンドルが反対側に勝手に切れるのです。

この辺サイド側のブロックのパターンにもよるのかもしれませんね。
とりあえず凸凹道を走る為のブロックタイヤだと思うのですが、何故かアスファルト上の凸凹には弱く、スリック以上に走破性が下がるのが不思議でした。
いや、、、、結構緊張するんですよこれが。

今記憶を辿っているのですが、ScottのOzonというやはりセンターリッジのあるタイヤを短い期間だけ使ってた事がありましたが、あれはどうだったか、、、。
たぶん、怖い思いを持ってない辺り、同現象は発生してなかったんでしょうね。

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さてさて、話を一番最初に戻しますが、昨日はMTBで出かけたのです。
異常に熱くて、ヘルメット内の熱気が抜けなくて頭痛がしてきて困りました。
そんな中でこのMTBのタイヤ。
アスファルトに関しては食いつき過ぎる様です。
前はこれで別に良いと思ってたのですが、あまりに熱すぎるアスファルトの上だとべったりと噛み付いてる感じがあります。

ちなみに昨日は、新たな道を探索しようと、とある山に出向いたのですが、地図で確認していた道は登山道みたいなもので、自転車で登る事は不可能と判明し、進路を南昌山に変えたのでした。
MTBではありましたが、旧道では無く新道です。
が、あまりの熱さに頭痛がしてきて、素直に途中きりの良い所で辞めました。
とにかく登坂は空冷に頼れません。
直射日光を少しはさえぎれるか?と思うヘルメットも、どちらかというと熱気を込める感じで、正直排気ファンが欲しい、、、。

何か熱中症っぽいし、こっから頑張る事には害しか無いと判断し、日陰で少し休んだ後坂を下ったのでした。

それにしても下りはすごい。
効き過ぎる程のクーリング効果。
30度を越える空気とは言え生き返ります。

が、

明らかにロードと違う点はやはりタイヤ。
アスファルトだと本当に怖い。
コーナリング時に、何か角度が落ち着かない場所があります。
何かこう切り込み過ぎるから起こそうとすると、少し起きたところでは止まってくれず、かなり車体が起き上がってしまう。
そこから倒そうとすると程よい所で止まらずもっと倒れ込む。
結果、かなりギクシャクする点があって非常に怖い。

起こしておいて、リーンインで対応したり、逆に寝かし込んでリーンアウト気味にしたり、何かこう精神的に疲れましたね。

それが短いスパンで起こるのが、上で述べた点字ブロックや小さい段差でのMTBの挙動なのかもしれません。

前回旧道で降りてたときも思うところありましたが、とりあえず慣れるだろうと思っていましたが、交換した方が良さそうです。
って考えだすと自分、長いんですよねぇ、、、、。(安い路線でだけ考えようとするからというのもありますが、、、)

まずはさておき、
皆様も、熱中症、日射病にはお気をつけ下さい。