2010年3月27日土曜日

フレ取り

PCが壊れてからと言うもの結構夜にやる事に困りまして、これを機に例のチューブラー用のホイールのフレ取りとテンション上げを季節前に済ませておこうと、地味に作業を進めました。
これがミノウラの非常に安価なフレ取り台 WorkmanProです。
このフレ取り台は新しいタイプが出ましたが、廉価な物への機能アップしても精度が上がった訳でも無く、そちらも賛否両論でしたので、私は旧型を安く買いました。


安価なだけあって、精度は低く作業に時間が掛かります。
何が安っぽいかって、まずこういうセンター出しゲージが付いてきます。

これでメモリのオフセット量等を調整し、きちんとセンターが出る様にしておくわけです。
しかし、実際のハブとは幅が違い、完璧に左右同期を取って台座がスライドするわけでは無いので、ホイールを装着するとこの通り↓

ずれ過ぎ。

結局の所頼りになるのはこのセンターゲージ。

フレが出てる時にやっても意味ありませんが、ある程度取れた後にこのゲージをハメて、端から中央部の高さを測定しておきます。
といっても真ん中部分のゲージが当たる位置でネジを締めて、その後このゲージを反対側にもハメて中央部が同じ様な距離にあるかを測定する分けです。
まぁある意味、自転車を逆さまにしてブレーキパッドとかを左右のフレの測定具として調整をかけて、ゲージで測定を繰り返す、、、でもOKなわけです。
だから時間がかかってもよいから安くすませたいならフレ取り台無しでゲージに金をかけた方がマシ。という考えもあるのかもしれませんね。



実際のゲージあわせはこんな感じです。
反対側で合わせたのをこっち側で当てると2mm程センターがオフセットされていた事が分かりましたと。
それにしてもこれはフロントですが、あまりフレが無く、綺麗にそろってるのにセンターがずれている感じは、使っててズレたと言うより、どうも最初の段階で精度が出てなかったんじゃぁ、、、って感じがしますね。



ってわけで、基本的にフレ取りをする場合は緩めるのではなく、締める方向にスポークレンチ(ニップルレンチ)を使い調整していきます。
んでご注意ですが、この写真で言うとこのニップルレンチ、右側を奥側に回す事で締まります。
上から見ると反時計回りでネジが締まるので逆ネジの感覚がありますが、そうではありません。
この位置を上側にしてリム側から見ると、ニップルの裏にはマイナスドライバーを入れられる溝があります。
これを時計回りに回すとねじが締まっていきます。
それを逆さに裏側からやってる様なものですからネジを逆に回している様に感じるだけで、別に切ってあるネジは逆ネジではありません。
その辺分かってる様で無意識に逆に回してしまっている時何かがあり(私不慣れですし、、)、ありゃ!!って感じで戻って確認作業しまくりって事も多々ありました。

なお、このアンブロシオのモントリオールというホイールですがリムの接合部が結構盛り上がって段差になっています。
フレ取りしたいときこの盛り上がりが邪魔であんまし詰められない感じでした。
ってわけで、何か踏ん切りがつかないまま延々と調整したら結構スポークテンションが高くなってしまいましたとさ。(笑)
なお、これを手持ちのロードにつけるとめちゃくちゃ似合いません。
やっぱしこういうのはクロモリ系のほうが合いそうですね。
さて、季節が来てしばらくしたらこれにタイヤを付けたいと思います。
せっかくですから、相対的な違いも知りたいので、もう少しの間は現行のクリンチャーで行きたいなぁと。
というか、結構疲れました。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。

    手組みホイールの解説、参考になりました。
    って、私はその辺までは手を出さないでおきたいと思っています。(汗笑)

    電気蛙さんのWorkmanProですが、ホイールを受ける部分の
    作りは見た目かなりしっかりしているように見えますが
    振れ取りのケージを支える2本の鉄棒あたりが少し精度が
    出にくいように見えますね。
    まあ、このくらいの精度でも、実際に振れ取りの作業には
    素人目には全然問題ないように思います。

    それにしても、安物と仰ってますがそこそこの値段の振れ取り台に見えますね。

    こちらでは、そろそろシーズン突入で、休日のサイクリングロードにはチャリがいっぱいです。
    今まで気が付かなかったですが、チャリ人口ってとっても多いのだと今日も感心して来ました。(汗笑)

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  2. 天文中年さん
    >ホイールを受ける部分の作りは見た目かなりしっかりしているように見えますが振れ取りのケージを支える2本の鉄棒あたりが少し精度が出にくいように見えますね。

    そうですね。
    各パーツ部が樹脂で出来てますし手で押せば左右に軽く様な物ですので、がっちりと不動の台に載せて絶対的なメモリで精度が出せる様なものでは無く、しかし何もしないで放っておくよりはマシな程度って所でしょうか。

    >今まで気が付かなかったですが、チャリ人口ってとっても多いのだと今日も感心して来ました。(汗笑)
    こっちはそこまで人は多くは無いのですが、っていうか人口の差でしょうね。
    それとつい最近、私や天文中年さんが急に自転車乗った様に自転車人口増えていて、世間で自転車業界自体が追い風の様ですね。

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