2011年12月18日日曜日

LEGO

これはLEGOの基本セットの箱に書いてあったペンギンです。
くちばしの色はピングーっぽい色合いに変えちゃってますが、個人的にこの最小限の部品でペンギンを表現したこの組み方に関心し、考えた人はすごいなぁと素直に思いましたし、こういう作り方こそLEGOの醍醐味の様な気がします。

LEGOと言うと少し前、LEGOで作った巨大な大和が話題になりました。
最初はすげぇーと思ったのですが割と直ぐに冷めて直ぐに何か違和感を感じまして、それが何か考えて居たのですが何となく分かった様な気がします。
いや、ネットでの評判で、金と時間をかけた凄さ以上の物は何も感じない的なコメントを書いてる方が結構おりましたが、基本的には私の考えもそれと同じです。
まず何よりLEGOというキーワードに関係なく大和そのものが造形としてすごい。
あれは男の魂を鷲掴みにする目的で設計されたものです。(そうか?)
それをあの縮尺で作ったらその段階で感動するでしょう。

ただ、LEGOでってのが問題です。
LEGOってのは私から言わせて頂ければ、大雑把に思いつくままに作れるのが良い所で、そして欠点はそのまま大雑把な所です。ついでに材料単価も高い。
あの大和を作るにあたり、間を埋め尽くす様な作り方では無く、それなりに内部構造を考えながら少ない部品で作り上げている様ですが、その努力は外見を見る分には受け手にはどうでも良い事。
そもそも巨大な大和を作りたいなら、材料は問わないべきです。
あのかっこよさを表現する為に、材料選びや作り方、塗装法までも考える。
そうして作られたならさぞ感動するでしょう。
でもLEGOで作ったなら、それが大変であったとしてもやっぱりちゃんとした模型に比べれば手軽です。どっちかと言えば素材の選択しとしては手抜きの部類です。
塗装するわけでも無し。
LEGOにしてはがんばったなぁと言う感動であって、造形そのものはドットの荒い画像を三次元化した様な大雑把なディティール。
それは作った側のやり遂げた満足感であって、見る立場からすれば精巧なプラモデルのほうが感動します。

そんなこんなで評価が極端に分かれているのかもしれませんね。

ちなみに今日は子供がロケットを作ってと言い出しました。
思いつくままに煙まで作ってみましたが、イマイチ。
煙と本体の境界が良く判らない、、、、。

物量的に白が足りないというのもありますが、LEGOによる煙表現ってのも面白そうなので、また気が向いたらやってみたいと思います。

5 件のコメント:

  1. 予備知識なしに、ペンギンには見えません。
    ベネトンカラーの水飲み台?

    私の子供の頃も、ある種定番の玩具でしたが、どうもディテールを表現出来ない(貧乏家庭に供給された個数では)もどかしさ(痒い所に手が届かない)に、好きになれませんでした。

    モザイク画の3D化でしょうか?

    レゴ戦艦大和みました。
    作品よりも、東大レゴ部のほうに興味が・・
    このミスマッチ、東大襖クラブに次ぐ衝撃でした。

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  2. もうひとつの話題。

    戦艦大和のフォルム、美しい。
    零戦も、均整のとれたフォルムです。
    これこそが機能美でしょうか。
    伊400もかなりのレベルですが、上記2つにはやや及ばない印象。

    ニコンFのデザインもいいですねぇ。
    そう言えば、大和の距離計(基線長15.72m)は日本光学製でしたね。

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  3. >予備知識なしに、ペンギンには見えません。
    大きい画像が見つかりませんでしたが、とりあえず該当するパッページはこちらです。

    http://astore.amazon.co.jp/tuuhanngeki0508-22/images/B000T6XNS6

    くちばしの色を変えていますが、それよりなにより腕の取り付け位置間違えてました。(爆)
    どうもしっくりこないとは思っていたのですが、、、。

    >東大襖クラブに次ぐ衝撃でした。
    知りませんでした。部活なんだか商売なんだか、、、、、。
    料金を見てだったら自分でやりますっ!とか一瞬思ったんですが、今の家には障子も襖も無い、、、。
    霧吹き吹いて貼ってたのが懐かしいなぁ、、、、、。

    >戦艦大和のフォルム、美しい。
    >零戦も、均整のとれたフォルムです。
    >これこそが機能美でしょうか。
    武器というものにはとにかく勝つという目的の為に遊びのゆとりが全く無く、純粋な機能が具現化している物だと思います。
    男は本能的に強さを欲するとすれば、この無垢の強さに惹かれない訳がありません。
    と言ったものの大和やゼロ戦の機能美はそれを超えた物がありますねぇ。

    ちなみに多くの光学機器メーカーが第二次世界大戦を跨いでいるのは忘れがちで、ふと思い出すと私はびっくりします。(笑)

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  4. と言うか、日本光学(ニコン)と東京光学(トプコン)は、光学兵器を国産化するために創られた国策軍需企業です。
    主に、日本光学が海軍。東京光学が陸軍。

    日露戦争で東郷元帥が首から掛けている双眼鏡(角型眼鏡と呼んだとか)は、カールツァイス製。
    第一次大戦のとき、ドイツとは敵国になったため、輸入が途絶えたらしい。
    幸い、第一次大戦では、日本は戦勝国、ドイツは敗戦国の関係になったため、戦後ドイツ(ツァイス他)から、日本光学に技術者が派遣され、日本光学の製造レベルが飛躍的に向上したと言われています。

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  5. 端から軍事目的とは知りませんでした、、、、。

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