2009年12月26日土曜日

スパイクタイヤ

ロードバイクを買ってからと言う物、ドロップ化&スリックを履いたMTBの存在意義が無くなってしまった。
って、以前ドロップ化した時の話をしたときは、ごっついイボイボタイヤを履いてた気もするが、タイヤがあまりに太すぎてちょっとホイルがブレると、直ぐにステーに干渉する為にとりあえず元に戻したのでした。
(新たにタイヤを買いなおすのも面倒だった)

この時、8段対応のホイールのスポークを増し締めしようとしたとき、スポークレンチの回す方向を間違ってしまい、ホイールをがたがたにしてしまった事から昔からあった7速のホイールに戻し、8速STIで7速ホイールを使用するという異常な状況になっていたりしたのです。

冬に入る前に知り合いから昔使ってたという26インチ用のスパイクタイヤを頂き、どうしようか迷った挙句、ウィンターロードバイク化してしまえと。
そこでまた8速用ホイールを引っ張り出し、以前調整に失敗してなめたりしてしまったニップル類を全て外し、リムも買い、、、、買ったのですが、まだ現行のリムが使えそうなので、改めてニップル交換のみでホイールを使う事にしたのでした。
というわけで、手持ちのミノウラ製の廉価版振れ取り台で数時間。
スポークを張りなおしてと。
そしてスパイクタイヤを、、、、、、
って所ですが、ちなみに戴いたのがコレ



2輪とも違うんです。
どうも買うときに前後用として説明を受けて買ったものらしいのですが、どちらが前輪なのかも忘れたとのこと。
ネットで調べると出てくるのではという事でしたが、、、、、、
これはちなみにノキアのタイヤです。
ノキアのタイヤと言えば、この写真だと下のやつが割とネットで見るんじゃないかと思います。
上のやつはカタログ落ちしてるんでしょうか。私はネットで見たことありません。
そもそも前後別々に使用するタイプなんてHPに載ってないし、片方がNOKIAで片方がNOKIANな辺り、自転車屋で在庫を別々に押し付けられただけなのでは無いだろうかともふと、、、、、。

んでまぁ、雰囲気ですが上の方が左右よりは前後にトラクションがかかる雰囲気があります。
下のほうは街乗りっぽい雰囲気もあり、前後よりは左右に強い気もします。
というわけで、写真上を後輪、写真下を前輪に付けたのでした。

そして雪が振り、固まった頃を見計らって登山通勤。って山っていうか丘程度ですが。



私の迂回する丘越え通勤路は林檎農園の農道にもなっていて、選択するルートによっては斜度30%を越えます。
そういう常識外れな場所はとりあえず置いといてと、一番妥当な道というか、農道っぽくない普通の道を選択すると最大斜度は12~13%程。
とりあえずこの一段高い位置まで一気に上る道が最も斜度が高く、、、、要するに途中よりも出だしがいきなりきついのです。

そもそも13%程の坂を、スパイクで上がれるものなのかという疑問がありましたが、登れなくても出だしだから、直ぐに止めて引き返せるなぁと。
これが、丘と丘の中央で発覚しても困ります。
というわけで、どきどきしながら登り出したのですが、結果としては凍っていれば登れます。
流石にスパイクです。
困るのは、凍ってない所。
シャーベット状の雪ではずるっと行きます。
その為、立ち漕ぎの様な一気にトルクをかける様な漕ぎ方では無く、座り漕ぎである程度の勢いで回しつづけておかないといけません。
尚、立ち漕ぎは少し後ろ過重気味にしないと直ぐ後輪が滑るのでアイスバーンでも注意が必要なのでした。


せっかくなのでパノラマで。
尚、この道は直線です。180°パノラマなのでこうなります。

さて、その後です。
このスパイクですが、元の写真2枚。
下のほうのタイヤ。
こちらは私はもう買う事は無いでしょう。
自分的には駄目駄目でした。
これがシャーベット状の重雪の上とかを通るとものすごくハンドルを取られるのです。
曲がり角でも超アンダーステアとなり、ハンドル切っても真っ直ぐ進んでいきます。
そんな感じでハンドルが利かないから余計に切り込ませると、今度は一気に曲がりだし後輪が滑り出します。
そうそう、タックインみたいになるのですが、自転車でこんな振る舞いされると本気で疲れます。
んじゃぁ、雪道が苦手なだけなので、アイスバーンの路面と通常の道路の路面だったら少しマシに走れるのでは??と思うと、そうでも無い。
乾いた路面とかですが、良くある盲人用の黄色いプレート。
ああいうのにすごいハンドルを取られるのです。
というわけで、何も良いところが無いので前後を交換しました。

すると、、、、、

相当乗り心地が改善されます。
しかし、前後逆だったのかと言うとそういう事でもありません。
最初の段階で後ろに付いてたタイヤ(写真上)の方は、もともと後ろタイヤとして使ってたときから不具合ありません。
両方ともこれで良い感じ。
つまり私からすると、写真下の今カタログに載ってるこのタイヤは良いところ全く無し、、、、、。
もし来年買い換えるならシュワルベの別タイヤを試そうかなぁと思う今日この頃なのでした。
(正直あんまし投資したくはない)

それとこのドロップハンドルですが、結構気に入ってるものの、先に言ったシャーベット路面だとすごい疲れます。
ハンドル幅が狭いので、カウンター合戦になると肩が、、、、、、。
というわけでストレートに戻そうと少し思っているのですが、そうするとただの古いサス無しMTBに逆戻り。
いや、それが不満なわけじゃないけど、、、、、無駄な投資をしてきたなぁと、、、、(しみじみ)

でもまぁ来年はロードはロード、MTBはMTBですみ分けて遊んでみたいなぁと思いました。

4 件のコメント:

  1.  まずはBlogの開設、おめでとうございます。ときどき寄らせてもらいます。

     見るからに自転車では怖そうな通勤経路ですが、どうかお気をつけて。
     私は先日多摩川の土手で転んでしまいました。停まった後だったんですが、足を下ろしたら地面が無い!!!
     そのまま倒れて、枯れた芝の上を土手の下まで、頭から滑り落ちてしまいました。雪だるまのように着込んでいたので、怪我が無くて不幸中の幸い。やはり700のタイヤは私には大きすぎるのかも。
     まだ若い電気蛙さんには無用な心配でしょうが、くれぐれも安全運転で。

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  2. ExCandleさん
    コメントありがとうございます。

    >停まった後だったんですが、足を下ろしたら地面が無い!!!
    それは怖い。(笑)
    正直頭でここにあるという事前提で行動した時に、それが無いほど怖い事はありませんよね。
    とにかくご無事で何よりでした。

    >やはり700のタイヤは私には大きすぎるのかも。
    MTBの26インチも太めのタイヤだと外周は700cの23c相当になりますし、案外フレームサイズの方な気も、、、、、、。
    って、ExCandleさんの身長は知らないのですが、、、。

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  3. 写真を見たときは、下のタイヤが溝が深くてグリップ重視の後輪用かと思いましたが、
    そうでも無いみたいですね。
    もっとも私もMTBで前輪後輪が違うのは見たことありません。
    でも逆よりマシというあたり、そういう用途でも使えるということで
    在庫を買わされたのかも知れませんね。

    それにしても、カタログ落ちの方が良かったというのはありがちな話ですが、
    腹の立つ話だと思います。(笑)
    北欧では路面事情が変わりましたかね?(笑)

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  4. とおりっぐさん
    わざわざコメントいただき恐縮です。(ふかぶか)

    ちなみに写真下の方のタイヤはちょっと伝わりにくいかもしれまえんが、深さは上と同じくらいです。
    ただ、上の方がブロック幅があるので良く雪を噛み、下のほうは隙間が狭く雪の上で浮き気味になります。
    センターを見比べると下のほうがほぼ真っ直ぐに地面に設置する部分があって転がり抵抗が低く、こういうのはMTB用タイヤでもロード、オフ、両用タイヤ的な物で見受けられるパターンです。
    が、通常のオンロードではそもそもスパイクのほうが乗り心地を悪くする為、上下両方とも乗り心地は悪くなります。
    しかし上のタイヤはスパイク部が離れていて、空気圧を高くすると直線走行時はスパイク部が設置しなくなります。
    それによって空気圧によって走り場所を変えられるという利点があり、その時の乗り心地は当然下の方よりも優れます。
    要するに、下のほうは前々良い所が無い、、、。

    >もっとも私もMTBで前輪後輪が違うのは見たことありません。
    一応、そういう製品もあることはあります。
    リヤは前方向に滑らない事が大事ですが、前タイヤは横方向に滑らない方が大事。
    その結果、リヤは横方向に溝があって、前輪は縦方向に筋が多いという組み合わせも存在する訳です。
    ちなみにスパイクタイヤってのはそもそもが売れ筋では無いでしょうし、輸入代理店やショップでも売れる物しか扱わない結果、取り扱い商品種類は母国より減るんでしょうね。
    ちなみに私のは汎用用途な方ですが、スパイクの売れ筋の方は、もっとスパイク数が多く、ブロックも深く、一般路には向かない雪/氷専用系のほうみたいです。
    実際こっちのほうではスパイクタイヤ履かないママチャリとか普通ですし、スパイクタイヤの存在しらない人がむしろ多く、買うなら本気の人率が高いのかもしれませんね。
    って何の本気なのかはわからないですが、、、。

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