2013年12月9日月曜日

究極の髭剃り

あなたはヒゲが濃いとか、太いとか剛毛系の方であろうか?

否?

ではさやうなら



さてさて
自分はと言うと、割とヒゲと格闘してきたほうだと思う。
太いのだ。
かなり昔の事であるが電気カミソリを買おうとした。
しかし店で試して解ったのだが、ヒゲが入っていかない。
何かシャリッシャリッツとかカッカッとかあまり一定しない力強く無い断続的な音がするだけでラチが開かない感じがする。

劇的にすごいと思ったのは、丁度その頃BROWNのカミソリがやってきて、これを試した時のすごさ。
首振りも無いし、先端が二枚刃とかになっていない初期型の極めてオーソドックスなデザインの物であったが、もう見た目に刃部分のエッチングの穴がでかい!!!

肌にあてたらゴバァァッツ!!!という今までに聞いた事ない音がした。
そもそも当時の国内の電気カミソリとかは剛毛種からすれば穴が小さかった。
ヒゲがちょっとでも長くなるとしなってしまい、小さな穴に稀に飛び込む感じ。
だから当時から高くはあったが、就職した頃Brownを早速買った。

その後、幾つか電気カミソリを変更していくのだが、自分が考えているよりは割と早く剃り味が落ちる。
刃を交換するもののこの刃というのが結構高い。
中途半端な電気カミソリくらいの値段がする。

やがてしばらくして知り合いとその手のヒゲ談義(なんだそりゃ)に花を咲かせていた所、その知人は夜風呂入る時に普通にヒゲ剃る方法に変更したとの事。
「翌日伸びない???」
の質問に対し、特に問題は感じ無いとの事。

結果から言うと、「面倒くさがり屋&剛毛」の私からすると、「風呂に入る=必然的にヒゲを蒸らす」事が出来、朝の貴重な時間を潰さず、楽にヒゲが剃れる様になった。
それ以後この周期が自分の基本となった。

というわけで、私のヒゲそりはオーソドックスなカミソリとなったのだがしばらくしていろいろ問題が出てきた。
まず、髭剃りの寿命がどこで来るかいうと、それは二枚刃の髭剃りの隙間にびっしりとヒゲが挟まって抜けなくって髭剃りとして機能しなくなった時。
刃が剃れなくなったときではなく、詰まった時。

水を豪快にかけても抜けてくれない。

そうして刃を交換しようとするのだが、交換刃タイプのやつって雰囲気的にエコノミーに感じるのだが、実は交換刃自体が結構高い!!
ある時これが馬鹿にならないと思う様になる。
やがてドラックストアで安い固定刃タイプが袋に何本も入ってるやつを買う様になった。

だってね。
高級品の付加価値部分ってあんまり役に立たない。
そもそも剛毛からすると、そこに役立つ機能は少ない。
「髭剃り中に後ろから蹴られて、うーーん。切れてない!」
とかもっての他。
切れないけど剃れてもいない。
絶対安全カミソリ的な方向にベクトルを向けられても困る。
もちろん血まみれは嫌だけど。

そこで良くある安い1枚刃とかに切り替えた。
確かに1枚だからヒゲは詰まらないのだが、案外これが持たない。
結構早くにさびてしまうし、刃が弱い。
通常の両刃のカミソリ(昔スケバンが喧嘩に使うアレ)を交換するタイプも試してみたがこれも駄目。
あの両刃カミソリは何かもともと強度が弱い。
肌を斬るには良いが、髭には負ける。

と、いろいろ試行錯誤しながら今に至ります。
二十数年経過しておりますでしょうか。
そんな時革命的な髭剃りに出会いました。




ダイソーやセリアで売っている2本100円(税抜き)の逸品。
もう前面にヒゲの濃い方用と書いてある。

全面的にそのスジの人向けだ!(どのスジだ?)
ちなみに100円で二本というのは100均系では高いほうだと思う。
だが明らかにコストパフォーマンスはこちらが高い。
特にヒゲを伸ばしてしまった時等、他のカミソリだと一撃で刃が使い物にならなくなる。
だがこいつは負けない。
今まで実は自分のヒゲが髭剃りを削ってるんじゃないかと思う事すら合った。
しかしこいつは思いのほか剛毛に負けずに刃が進んでいくので、ひっかかって痛い思いをする様な事が無い。

何かこれすごいぞ
ヒゲ以外も剃れている気がするぞ!
と物騒な話は置いといて、
そんな切れ味がかなり持続する。
ヒゲも詰まらない。
長い毛であろうと挟まる場所は無い。

剛毛にとってはその能力もコストパフォーマンスも凄い。
完全体だ!

一部の人にしか価値がわからないだろうし、同志の中にも無駄に高い物に投資しちゃっている人もいると思われる。
是非ともこれを試して欲しい
売れなくて市場から消えられては困る。
だから自分はこれを強くブロードキャストすべきなのだと思った。

厚刃1枚刃とか書いてあるが、売りが弱い。
結果的にはその効果で剃り易いのは解るが、その言葉だけで直接的に業物な感じが伝わらない。

でかでかと
「漢」
と書くべきだ。

皆に買ってほしい。
尚私はこれを

「菊一文字」と呼んでいる。

ではでは