またまたALLスマホで写真。
先週の事ですがひっつみ亭に行ってまいりました。
ここは396号を南下していると看板が見えるあの場所です。
って、まぁ396走らない人は知らないと思いますが、、、、。
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尚、ひっつみとはこちらの郷土料理
とされていますが、個人的に言わせて貰えば郷土料理では無くただの方言。
すいとんという全国区の料理があり、それをこちらではひっつみと言うだけ。
すいとんとひっつみの間に調理法の明確な線引きは出来ないと思われます。
そして私は盛岡生まれですが、そもそも小さい頃ひっつみ等という言い方は周りでしておりませんでした。
母方、父方、その実家、親戚含めてです。
ついでにキャンプ等で地区の人や学校でも作りましたが、言い方は皆”すいとん”
私がひっつみの言い方を聞いたのは中学生後半か高校生になってからの事です。
ちなみにすいとんと言うのは店で出す様な所は無かったと思うのですが、ある時期、郷土料理的に出す所が出て来て、そういう店は「すいとん」では無く、「ひっつみ」の名を下げて看板を出しており、より郷土料理らしい名前としてその言葉がメジャーになり、いつしか「すいとん」の方が淘汰されてしまったのでしょう。
いや、私も忘れていたのです。
ひっつみって言葉は後から出てきたんだったって、、、。
この辺は世代が別れるでしょうね。
なんてったって、私の世代、
小学生の時にさんさ踊りは習っていません。
お盆と言えば盛岡音頭。
知っている人も知らんと言いそうな絶滅音頭です。
覚えている人いたらすごいと思う。(笑)
とまぁ話がそれました、、、、、。
お店のほうは一見民家というか、100%民家で、古くからある農家の大きい家、、、でしょうかね。
つくりがかなり立派です。
中とかも物件好きにはたまらない味を持っております。
んでもって頼んだのはこちら
ひっつみ定食+てんぷらです。
ひっつみ定食のみなら600円だった様な(うろおぼえ)
尚、味ですがここは意見が分かれると思います。
そりゃこの手の料理は雑煮の如く、各家庭で十人十色の味にはなると思うのですが、そういうことでは無く、大きく言うと魚ダシ系と鳥ダシ系に分かれると思うのです。
鳥ダシというか、鶏肉入ってるというか、、、。
ちなみに私は地域的に鶏だったのですが、こちらは魚ダシ系、流派は異なります。(笑)
が、根本的に旨いです。
というか久々にひっつみ食べましたね。
さて、少し話しが変わります。
ひっつみと言うと美味しんぼに出てきた事があります。
たぶん、手でちぎる事で厚さにムラがあり、そのため均一に汁を吸わないみたいなところを欠点として挙げられていました。
んでまぁ世の中には、薀蓄漫画が自分のデータベースみたいな人がいるから、それそのままに「ひっつみってイマイチなんでしょ?」みたいに言われたのですが、ナンセンス極まりない。
ひっつみが工場生産物の様に、綺麗にシート状になんかなってたら、、、、、、はっきり言って私は嫌だ。
実際インスタント的なものでそういうのありますが、どうも食った気になりません。
あのムラが良いとか強くは断言しませんが、そもそもパスタとかのアルデンテ、麺のかたゆで、米の多少芯がある感じとか、あの辺何かグルメ思考的に崇拝している人が居るにもかかわらず、何故ひっつみで内部まで汁が入りきらない部分がある事には否定的になられるのかが不明。
味の染みた部分と、ねちっと固めに残ってる部分が不均等にあるから良い。
均等に全て染みてやわらかくなってしまったらつまらない。
かと言って、染みない部分を均等に作られても困る。
ぬるっと味染み染みの部分あり、ねっちりと歯ごたえある部分あり、そういうのをランダムに食えるから良いんじゃないかなぁと言うのが私の持論です。
そもそも、どうこう言われたのは私が東京に居たときの頃だったと思う。
が、
人が言ってたからどうだという人間性より、その時率直に思ったのは、
「”ちくわぶ”食うのに?」
だったと思う。(笑)
という訳で
子供が大きくなったら、子供と小麦をねちねちやって
鶏ですいとん作ろう。
なんかねっちりと食いたくなってきました。