2012年8月20日月曜日

岩洞湖の鳥居

今日は実家に眠らせていた我が船。円空丸を出しました。
ってただのゴムボートです。
20年前にルアー釣りに嵌っていた頃に買った物で、オカモト理研製です。
当時のホームセンターではアキレスに対して廉価なゴムボートとしてオカモト理研製が売られており、1万円程の価格差があったのであまり気にせず安いほうを買ったのですが、装備的には1万多く出してもアキレス製を買えば良かったですね。
大きな違いとしてボートの底はゴムだけで板無し。
座ったケツの形に水中に突起が出て水の抵抗が増える。
オールは固定型では無く、ほとんどフリーなので左右の長さもオールの面も自分で合わせて丁寧に漕がないと直ぐにクルクル回る。
漕ぎ手が乗る木の板みたいなのは無く、空気を膨らませた枕みたいなのが2個あり、それに座るので漕ぐときケツが落ち着かない。
インフレーターの穴はどこのものとも互換性が無く、ねじ込みでは無くゴムの筒を突っ込むだけ。

ところで20年前のゴムって大丈夫???という不安はあるのですが、ゴムボート自体のゴムは非常に良く持っています。膨らましたのですが柔軟性は特に損なわれておらず、割れたりはしなさそうでした。流石オカモト!(笑)
しかし先に述べたインフレーターのプラグはただのゴムなのでいい加減ヒビが入っており、しかも交換部品がありません。

そこでホームセンターでゴム足の部品を買ってきて加工し、又、廉価な足踏み式インフレーターが付いてきたのですが、これもまた押す、引くで2倍速で空気が入る今時のインフレーターを買ってきて、先ほどのゴム足に対応させ、何とか空気を入れられる様に改造しました。
というのが去年の夏の終わり。
やっと今年になって船を出す事が出来ました。


というわけで岩洞湖に行きました。
家族旅行村側から船を出したのですが水量が減っており、岸は泥濘になっていて、乗船時に必ず足が泥だらけになります。
そこでサンダルを脱いでゴムボードに乗り、足を水に付けて洗って、素足で船に乗って、、、って面倒くさい、、、、、。
ついでに向かい風。
凄く!!!!!!!進まない。

ついでに20年ぶりでカンがなかなか戻らない。
ゴムボートでオールが固定型じゃないやつを回すのって結構大変です。
ぐるぐる回る所までは行きませんでしたが、進行より補正が多く疲れます。
何かこうやる気が少し失せて来た頃、、、、、島が見えます。



この島ですが、岩洞湖に行った人ならまず覚えがあると思うのですが鳥居がある島です。
あの鳥居って行けるんでしょうか?

答え:湖が凍れば行ける。

そう、ワカサギ釣りとかで行きたい人は行けばたどり着けると思うんですが、、、、何でそれに自分も気づかなかったのか解りませんが、とりあえずボートでも出さないと行けない特殊な鳥居がある島と思っておりました。
それとまぁ、水量が思いっきり減ると島の後ろ側が岸と繋がって歩いていける見たいなんですがね。
んでもまぁわざわざ極寒の冬にここに来る気も無いし、歩いて渡れる条件が揃った時に来るってのも面倒だし、今がその時じゃね???と。
とまぁそういう訳で、向かい風でしたが、せっかくだから向かうだけ向かってみる事にします。

尚、向かい風って非常に厄介で、
船を漕ぐ方向から波が来るのです。
つまり水面だけ見ているとまるで船が進んでいる様に見えるのです。それも豪快に。
しかし船はすごく進まないのです。
そして遠景はあまり変化しない。
ってわけで、酔う、、、、、、。
いや自分が弱くなっただけかもしれませんが、ゆれる訳でも無いボートで軽く酔いました。
いろいろテンションが下がりながらも、少しコツを覚えて来て、気づくと何となく島には近づいています。
というわけで上陸。


 水が干上がっています。
とりあえず泥だらけになったサンダルは放っておいて素足で行こうと。
まぁそう思ったのですが、いざ行ってみたら、、、、、、足痛ぇぇ、、、、、。
砂っぽい所はあるけるのですが、中くらいの石が並んでいる地帯があって、この石がまた凄く尖っています。
いや河と違って角が丸まらないんですねぇ??
すごく鋭利に割れています。
ってわけで、ひぃひぃ言いながら鳥居まで。

さて、鳥居には何とかかれているのでしょうか?


「岩洞水天宮」
奥に行くと

祠があります。
尚、お賽銭箱はありません。

ってわけで、しっかり手入れされておりました。

しかしまぁ子供はあんまし食いついてはおりませんでした。
ゴムボートってそんなにダイナミックな訳でも無いし、この鳥居に特になんの思いも無いだろうし、景色も大して変わらないですしね、、、、、、。

釣りでも覚えた頃でないと意味が無いでしょうかね。
ただその頃は流石にゴムボート買いなおさないと、、、、、。

という訳で、家に戻ってゴムボートを洗って干して、、、、、、
あぁ、何か俺だけ疲れたなぁ、、、、、と(笑)

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